Daily Graphic

[195] Lovers

Lovers by Mori@管理人 (81 KB)
無事お盆を迎えて、送りました。
終戦記念日のこともあって、結構沖縄戦に関する特番が多かった気がします。その後すぐにアテネオリンピックに入ったので、なんだかめまぐるしい。うちの祖父も、さすがにあまり戦争に行った頃の話はしないですが、どうも終戦間際になっていかされたらしい。あの頃はもうとっくに(日本は)負けると思っていたけれど、行かないと憲兵に連れて行かれたからなあ、しゃあないなあ、といったことを時々言う事があります。「行ったら行ったで、まず銃が足りなかったな」「そんなでどうするの?」「交代で持って歩哨に立つんだわ、これが」「なんだかなあ」
実際に戦争を経験している人というのは、その経験を淡々と語る傾向にある気がします。無駄に悲観的に語ることはなく、牧歌的でさえある。随分前に、沖縄戦やビルマ戦などに参加した人達の手記(自費出版のものだと思います)も読みましたが、大体祖父と似たような口調でひょうひょうと自分たちの塹壕に投げ込まれる焼夷弾の話なんかをしたりする。
辛い辛い、といわれるより、よほど堪える。私が夏の間に読み返したくなる本は、ラピエール&コリンズの「パリは燃えているか?」「第五の騎手」。それなりに時勢に合った読書になっているような。映画「シティオブジョイ」もみてもいいかもしれない。(ラピエール&コリンズでは「さもなくば喪服を」も夏に読むといい気が。一応、どれもドキュメンタリー作品。)

[194] Salve Regina

Salve Regina by Mori@管理人 (21 KB)
近況1. まず、新作 [ Salve Regina ] を公開しました。「百合を持ったマリア」という題材から制作。
今回は、少しだけ補足の解説をこちらで。
Salve Regina は、めでたし、女王という呼びかけです。(いよう、女王様!でもいいんですが、どうも威厳がない訳になりますからね。)
マリアは時としてヘビをそのかかとに踏みしめている事があるのですが、これは「キリストのかかとを砕こうとする敵(サタン)を踏みつける」母-女王としてのシンボル性からくるものです。
「ふーん、マリアってこわいんだ」などとあっさり決め付けることなかれ(いそうですけど)例えば仏像では仁王像の足元に、鬼らしきもの、というか邪鬼が踏みつけられている場合があります。これは鬼封じですが、似た感覚といえないこともないかな、と。古くから像や絵画は見る側を反映するものなので、災いを手っ取り早く抑えてくれる、ありがたい存在をわかりやすくあらわせば「女王マリア」「邪鬼を踏みつける仁王」といった形になるのだと思います。2. 及び蘭星様からいただいた [ Chimaira ] を 展示させていただきました。3D作品というのは私から見ていつも興味をそそられる素材なのですが、蘭星様の制作される女性にはさらに華やかさが加わるので、今回はリクエストに応えていただけて非常に嬉しかった。( http://www.ransei.org/ )3. いただいた暑中見舞いは、許可が取れるもののみ現在展示中です。ありがとうございました。大体こんなところですね。そういえば最近の政治状況では気になっている点があります。
「君が代」を歌うか歌わないか、で、厳しく指導したという話など聞くと、今国がどちらよりになりかかっているか、正直怖いだけです。世界が日本を常に好意的に見ているわけではないのだから、こういったことはちょっとした事でも外国勢からチェックされているはず。むしろ日本の立場を悪化させると思うのだけれど。歌うか歌わないかは学校側の方針で決めるのならともかく、国や都が強制的に指導するのはどうか、と考えてしまいます。
少なくとも、ヨーロッパ圏の人は安心した眼でこういったことを見ていないでしょうね。

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