[295] 永劫の歌い手 - Phenex, The Singer who must be feared Mori@管理人 2007/06/25 (Mon) 04:41 フェネクス - Phenex, Pheynix, Phoenix, Phoeniex, フェニックスとも。ソロモンの72柱の魔神の1柱にして、地獄の伯爵である。20の悪霊軍団を支配する。召還者の前に鳥の姿を取り、子供のような声で甘美な旋律を歌いながら現れる。が、その歌に魅了されてはならない。命じて必ず人の姿にしなくてはならない。召還者が望めば、あらゆる科学を教える。フェネクスは優れた詩人であり、一旦従えば召還したものに忠実である。非寛容、勇気、復讐を象徴する。このフェネクスは明らかにギリシア・ローマ神話にも登場するphoenix, 炎の中から復活すると言われている霊鳥フェニックスが、そのまま魔神として72柱の体系に取り込まれたものと言われている。が、そもフェニックス自体が本来はエジプトのベンヌ鳥と呼ばれる神の化身からギリシア・ローマ神話に取り込まれたものである。また、各地に伝わる鳥と復活の伝承を紐解いていくと、各自に類似性が見出される伝承がそのまま残されているようである。いはく、香を食らい、蛇を殺し、自らを焼いて復活するなど。恐らく、蛇に象徴される地母神基盤の神話よりも積極的に、後世に隆盛したより父性的な神話に迎合し、結果として広範囲に痕跡を残したのではないか。ゴルゴンを始めとする蛇たちが怪物性を強調される一方で、鳥の“怪物“であるはずのフェニックスの伝承からは、永劫に対する強い憧れが感じられる。だが、ゴルゴン達もまた半ば以上不死なのだ。この差はどこから生まれたのだろう。++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++というわけで、ソロモンの72柱からフェネクスです。歌う魔神さま。とりあえず人の姿にしろということは、一旦とにかく黙らせないと人の話を聞かないよということなんでしょう。でも歌い出した歌が「つ○る海峡冬景色」だの「ず○どこ節」だの「わたしのた○ごやき」だのだったら、呆然となった挙句止めるのを忘れて思わず聞き入ってしまうのかも知れない。うへあ。イメージキープのためにせめてアメージング・グレースにしていただきたいです。それでもイメージがたがたになるか、やっぱり。でも私がこの魔神に歌ってもらえるなら、フェネクスオリジナルの歌以外ではこの歌がいいと思ってしまう。話は変わって、最近読んで面白かったもの。とりぱん (1) 〜(3)(コミックス) / とりの なん子 (著) [ Check! ]かなり好き。というか、鳥系の話題が出たときに絶対これについて書こうと思って楽しみにしていました。いわゆる鳥観察日記みたいなマンガ(というかそのもの)なんですが、読んでいるとちょっとにやけちゃう。虫の話題が苦手と言う人以外は誰でも楽しめるんじゃないかな?私も結構鳥を見ているのが好きなほうで、エサも(エサ台までは作っていませんが)やることがあるので、結構「あーこれあるあるある」と思ったり、「こう言うこともあるの!?」と毎回新鮮。たいとるが「とりぱん」な理由もいい感じです。ちょっと笑った。ちなみに私はごはん(とか、にんじんやじゃがいもの皮を鳥用に細かくしたもの、カレー素材のあまりですね)をたまにやっています。 Fragile Things / Neil Gaiman (著) [ Check! ]ニール・ゲイマンの短編集。ハイチとかコーヒーガールとか、どこがどうとはいえないが異様な空気が漂う。文字からグラフィックをイメージするタイプの人には、この不安な雰囲気はいいかも。これは多分夏向きです。 Tweet Share △
[294] 我も光には違いない - Belial, The Shadow Illuminated Mori@管理人 2007/06/18 (Mon) 19:13 Belial - ベリアル Baalial, Beliar, Beliel バーリエル、ベリアー、ベリエルとも。ソロモンの72柱の1柱にして、地獄の侯爵である。また七大君主のひとりとして数えられている。50の悪霊軍団を支配する。かつては織天使であったといわれる。召還されると、炎の戦車に乗り、美しい声で語る二人の天使の姿で現れる。望めば召還者に良い召使を与えるという。すなわち、富と権力を得ることに力を貸す存在だ。支配、辛抱、労働を象徴する。また7大君主としては、7つの大罪のひとつである色欲を象徴する。ベリアルは死海文書を含めたユダヤ教及びキリスト教の聖典において、最も堕落した悪魔と語られる存在である。その外面の優雅さと美しさとは異なり、最も放埒で卑猥な堕天使・悪魔と呼ばれており、その精神は堕天する前から悪徳におぼれたものであったとされる。創世記の神と堕天使の戦いにおいて、神に反逆したルシファー軍に身を投じ、敗走した後には地獄でルシファーにつぐ実力者として君臨しているという。ソロモン王に召還されたさいには何故か王の御前で踊ったという。名前はヘブライ語で Beli yo'il, ベリ・ヨイル、無価値であるとまことしやかに伝えられている。が、まあその通りである。ただし、隠された意味はこれだけかといわれると、それはまず違うだろうということになる。ベリアルはかつてカナン地方で奉られていた豊穣の神であった。当時崇拝されていた数多くの神の1柱であり、ようするにユダヤ氏族にとって、敵対勢力によって奉られていた神格だった。そのため、意図的に悪い意味だけが残された可能性も高い。Baal ial, バール・イアル、誇りの神、あるいは驕りの神もまたベリアルのの異名である。誇りの部分よりも奢りの意味合いのほうが強く取られた結果、現在の堕落したベリアルのイメージが先行することになったのだろう。敵対する存在であることは楽ではないらしい。ベリアルに対しては、召還にあたって注意が必要である。何故なら、しばしば召還したものとの主従が逆転するからだ。まあ、どの魔神・悪魔を呼び出そうとも、十分に気をつけない限り同じ事が言えるのだが。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++というわけで、今回はソロモンの72柱の魔神からベリアルです。豊穣をもたらす神格であったばっかりになんだか、まあなんだな事になったらしいベリアルですが、たんたん耽美がくるりと輪をかいたようなイメージがかえって人気は高いものと思われ。正直描き難いというか、気をつかうというか、色々難しいですね、この方は。どうでもいいですが7大君主として象徴しているLUSTという言葉は、元をたどれば「光」という意味もあるんですよねえ。熱情のこもった強い感情というのも、たしかに光には違いないのかも。でも、なにか色々皮肉なものを感じざる得ない気が。話は変わりますが最近はアジサイがきれいですね。眼福です。 Tweet Share △
Fragile Things / Neil Gaiman (著) [ Check! ]ニール・ゲイマンの短編集。ハイチとかコーヒーガールとか、どこがどうとはいえないが異様な空気が漂う。文字からグラフィックをイメージするタイプの人には、この不安な雰囲気はいいかも。これは多分夏向きです。