[297] 勇猛なる黒 -Naberius, The Valiant Black Mori@管理人 2007/07/18 (Wed) 22:44 ナベリウス -Naberius, Naberus, Cerberus, Cerbere またはナベルス、ケルベロスとも。ソロモン72柱の魔神の1柱で、地獄の侯爵である。19の悪霊軍団を支配する。幻滅と欺瞞、虚言を象徴する。召喚者の前に、黒い鶴か雄鶏、カラスもしくは三つ首の犬の姿で現れる。命じられると貴族風の衣服を纏った三つの頭をもった人の姿を取る。召喚者にあらゆる学問、特に美術、科学、論理や修辞学を教える。また、名誉や愛情の回復に力を貸すといわれている。しわがれた声で喋るといい、勇猛公の異名の通り、羽ばたく姿も力強いとされる。ナベリウスは ギリシア神話に現れるケルベロス Kerberos (ラテン語読みで Cerberus ) が原型と言われている。そのため異名もそのものずばりケルベロスである。また一方で、農耕民族にとって聖なる渡り鳥である鶴の姿も取ることから、複数の伝承が混じってしまっている可能性もある。とはいえ、始めから黒を印象づけるナベリウスは、不吉なものを感じさせないとは言いきれないだろう。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++というわけで、今回はソロモンの72柱の魔神よりナベリウスです。どうも私には鶴のイメージのほうが印象深かったというか、三つ首は72柱の魔神にはもともと多いので、鶴であるほうが個性的に感じられるようです。とはいうものの、私が鶴に持ってるイメージって屏風に描いてある鶴だの鶴女房とか、妙にジャポネスクなんですが。ナベリウス氏はどう見ても女房には不向きそうですから、もし傷ついた鶴を助けて、それがこの魔神だったとしても、どかどかやってきて、バンとふすまを開いて(そしてはねとばして)第一声が「おい、下郎よ!予は恩を返しに来てやったぞ!」で、くれるものは大判小判ではなく皮張りの学問書だったり金貨だったりするわけですね。で、これは使えないんですけどといって返そうとすると怒って、いやでもこれ使われてませんから、鎖国してますから読めませんからと一生懸命伝えると、「では使えるようにしてくる!」といって、・・・黒船とペリーを連れてきちゃうんですね。そしてめでたく日本開国、歴史が動く、と。しかも送った本を読めるようになるまでびしびししごいて、幕府は邪魔だから倒すんです。おいおい、鶴、みたいな。黒い鶴といえば、京極夏彦の「陰摩羅鬼の瑕」かな。あの本を読んで以来、陰摩羅鬼のイメージがナベリウスへの連想を呼ぶというか。でもそれだと魔神じゃなくて妖怪なんですけどね。話は変わりますが。16日地震がありましたが、被害にあわれた方もおられると思います。 心からお見舞い申し上げます。 Tweet Share △
[296] 激怒の王 - Beleth, The Great King Fury Mori@管理人 2007/07/13 (Fri) 23:15 ベリス - Beleth, Belieth, Bilet, Bileth, Byleth, ベレト、ビレト、ビレス、ビュレト等とも。ソロモン72柱の1柱にして、地獄の大王のひとりである。85の悪霊軍団を従える。闘争、競争、大胆、猛進を象徴する。召還者の前に、蒼い馬に乗り、トランペットその他のあらゆる楽器を前触れとして現れる。当初は激怒した様子で現れるが、これに怖気づいてはならない。同じく魔神であるアマイモンに対するが如く、宙に三角形を描き、指にはめた銀の指輪を掲げたうえで、断固として術者の望みを命じる必要がある。ただし、その際は礼を失してはならない。ベリスの職能は愛に関するものであり、あらゆる人々に対して友愛をもたらす。かつては能天使であったと言われる。ある伝承によると、大洪水のあとノアの息子・ハムが数学の本を書くのを助けたとも言われている。ベリスの名前は恐らく、ヘブライ語の"BLH"に由来している。意味は「乱し邪魔をするもの」。Belが名の上についているところから、ベリアルのような地方神として崇められていた存在かもしれない。ベリスの名はBellis デージー(ヒナギク)、ラテン語のbellus(美しい・愛らしい)、bellum(戦争)なども連想させる。闘争的にして強大な魔神であると同時に、職能は和をもたらすことという、一見矛盾したものが同居する魔神である。が、力技で平和をもたらす存在と考えれば、さほど矛盾はしないのかもしれない。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++ というわけで、ソロモンの72柱の魔神より、ベリスです。 ヤハウェと同じような”怒れる神”(Deus Irae)ですね。基本的に自然現象を象徴する神は、人間に厳しい試練と激しい(というか激しすぎる)慈愛、あふれる恵みを注ぐ存在として認識されていたせいか、怒り狂う姿であらわされる傾向が強いです。ギリシア神話のヘラもそうでしょう。ヘラクレスのいびり方ははんぱではありません。が、一旦ヘラクレスを赦すと、今度は自分の娘を娶わせたり、何くれとなく世話します。つまり怒り狂っているのがナチュラルという。・・・ネイチャー・イズ・ワイルド。そんなこんなで悩みぬき考え抜いた挙句、今回猫耳にしときました。しっぽもおまけ。サービスオプションです。大王なのできっと男性ですが、まあ、いいじゃないですかということで。 前回の日記よりちょっと間があきましたが。地味に忙しくしておりました。最近楽しみにしているのはハリポタの7巻&映画。映画もいけるといいんですが。7巻はもうすぐ手元に届く、はずなので楽しみ。話は変わって、最近気になって試聴した音楽。Hexperos [ Check! ] Gothicaのメンバーが新しくスタートしたユニット。アルバムは9月の予定のようですが、試聴した限りではかなり期待できそう。さとこと月 [ Check! ] ちょっと変わったタイトルの曲が多い気がしますが、それが気になったので試聴。繊細な人にはいいんじゃないかとおもう。まるごと聞ける曲が何曲かあるので、人に勧めるときに勧めやすいのも個人的には印象が良かったです。 Tweet Share △
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++というわけで、今回はソロモンの72柱の魔神よりナベリウスです。どうも私には鶴のイメージのほうが印象深かったというか、三つ首は72柱の魔神にはもともと多いので、鶴であるほうが個性的に感じられるようです。とはいうものの、私が鶴に持ってるイメージって屏風に描いてある鶴だの鶴女房とか、妙にジャポネスクなんですが。ナベリウス氏はどう見ても女房には不向きそうですから、もし傷ついた鶴を助けて、それがこの魔神だったとしても、どかどかやってきて、バンとふすまを開いて(そしてはねとばして)第一声が「おい、下郎よ!予は恩を返しに来てやったぞ!」で、くれるものは大判小判ではなく皮張りの学問書だったり金貨だったりするわけですね。で、これは使えないんですけどといって返そうとすると怒って、いやでもこれ使われてませんから、鎖国してますから読めませんからと一生懸命伝えると、「では使えるようにしてくる!」といって、・・・黒船とペリーを連れてきちゃうんですね。そしてめでたく日本開国、歴史が動く、と。しかも送った本を読めるようになるまでびしびししごいて、幕府は邪魔だから倒すんです。おいおい、鶴、みたいな。黒い鶴といえば、京極夏彦の「陰摩羅鬼の瑕」かな。あの本を読んで以来、陰摩羅鬼のイメージがナベリウスへの連想を呼ぶというか。でもそれだと魔神じゃなくて妖怪なんですけどね。話は変わりますが。16日地震がありましたが、被害にあわれた方もおられると思います。 心からお見舞い申し上げます。