[336] 総てを幻惑するもの - Ose, The Illusionist of His Own Mori@管理人 2008/06/04 (Wed) 18:34 オセ - Ose, Osé, Oze, Oso, Voso, ソロモンの72柱の魔神の1柱にして、3ないし30の悪霊軍団を従える地獄の長官である。神学に長じ、秘密とされるものの真実を教えることが出来る。また召還者の敵を狂気に追い込む。オセは獰猛な戦士である。召還されると威厳のある豹の姿で現れるが、暫くすると驢馬に乗った人の姿になるという。善と豊潤、安楽、豊富を司る。オセは召還者を本人が望むとおりの姿に変える力があるという。一方で、オセに姿を変えられたものは自分の姿が変わっていることにも気付かず、むろん周りの視線の変化にも気付かず、そのままの生活を送るともいわれる。また召還者が望むなら教養を伝授することが出来る。心身ともに召還者を威厳のあるものにすることも出来るわけだ。ただし、変化は意識されることはないのである。一方でオセは召還者に、己が偉大なもの、冠を被った法王か王であるかの様に錯覚させてしまう。この幻惑に耽溺すれば当然、廃人になってしまう可能性もある。実際には驢馬に変身させられていても、変身している当人にはわからないのだ。オセの召還は危険と表裏一体である。もっとも、どの魔神についてもそう言うことが出来るのであるが。オセの名前はラテン語の 'os'(「口」「言葉」を意味する)、または 'osor'(「嫌う者」を意味する)に由来すると言われる。が、一方で北欧神話のフレイヤの夫であるオズが原形であると推定されている。このオズはオーディンと同一視されるため、オセはキリスト教等に取り込まれる際にオーディンが堕落した姿と思われる。オセが戦士であること、秘密を知る賢者であり、トリックスター的な一面を持つことも、オーディンのそれであると考えれば理解しやすいであろう。 *********************************************というわけで、今回はソロモン72柱のデーモンから、偉大なるイルージョニスト・オセです。自分に自分を捧げて賢者になった、オーディンが元というだけあって一筋縄ではいかない魔神です。ちなみにオセが乗ってくるロバはようするに、オセがロバに変えて罰している人間なわけです。結構怖い。でも豹なので、無条件で無問題。先日の展示で、コメントをくださった方はありがとうございました。実は展示したものは展示にあわせて微妙に調整しなおしてあったのですが、どこが違っていたのか考えてみるのも一興かと思います。ほんとにちょっとした違いなのですけどね。またポスター展の皆様、ありがとうございました。もう少ししたらお知らせできそうなことがありますので、ちょっと待っていてくださいね。 Tweet Share △
[335] 盗賊の正義 - Andromalius, The Thief Lord Mori@管理人 2008/05/10 (Sat) 16:11 アンドロマリウス - Andromalius、ソロモン72柱の魔神の1柱にして、地獄の公爵にして伯爵である。36の悪霊軍団を従える。異名は正義の伯爵であるが、窃盗を得意とする盗賊の魔神である。親切、寛容、浪費、奔放を司る。召喚者の前に手に大蛇を握った男性の姿で現れる。腕自体が蛇であるともいわれる。盗品を取り戻したり、泥棒の正体を突き止めることが出来る。また隠された事柄を明らかにする事が出来る。 反面、正義感が強いため、私利私欲でアンドロマリウスの力を頼り、彼を欺いていたものは罰せられることになる。確かに盗賊ではあるが、盗賊なりの仁義を通す魔神でもあるのだ。アンドロマリウスの名前はおそらく、Manlius、Malliusといったローマ名に由来すると思われる。Manliusの意味は「朝」であり、ローマの氏族名にも見られる。これにギリシア語やラテン語で男性、雄雄しい、猛々しいを意味するAndroをつなぎ合わせたのであろう。盗人猛々しいという言葉もある。「勇猛なマリウス」という名はこの魔神を程よく体現した名前と言えるのではないだろうか。 *********************************************というわけで、今回はソロモンの72柱の魔神からアンドロマリウスです。なんというか、ジョ○ー・デップ演じるジャック船長の山賊版とでもイメージ出来るのではないかと。歌って踊って盗人猛々しく正義も自己流で怪しげ、みたいな。おそらくカナンあたりの蛇信仰がルーツのデーモンらしいので、サービスで蛇増量しときました。最近はバラが満開で、花の手入れが楽しいです。といっても、水遣りと追肥だけですが。殺虫剤は最低限でいっています。とはいえ、アブラムシのたかり方は尋常じゃないんですよね、気を付けないと。最近は深夜に放映中のアニメ「ブラスレイター」[ Check! ]と「RD潜脳調査室」[ Check! ]というのを楽しんで見ています。「ブラスレイター」のほうはどうもソロモンの魔神にも関連あるっぽいので、それも気に入った理由のひとつですが、一番はアクションとドラマに迫力があったところかな。出てくる人物ではゲルトが好きです。「RD」は主人公が若い老人という名状しがたい海洋SF。しかし深夜にやっている番組は、偶然見ないと全然知らないで終わってしまうことも多いですね。見つけてよかった。Supernatural3[ Check! ]のほうも、秋には日本上陸しそうですね。4期も製作が決まっているそうで楽しみです。エピソードではGhostfacers[ Check! ]なんかもコメディで面白そうかも。最近読んで面白かった本:老人と宇宙 : ジョン・スコルジー [ Check! ] 地球を出たことがなかった75歳が、宇宙において兵士となる。邦題は「老人と宇宙」でヘミングウェイを意識したようだが、元題は "Old Man's War" [ Check! ]で、まるきりそのままである。無論、ただ老人が戦うというわけではない。SFの醍醐味を存分に盛り込みつつ、若者が主人公の場合では難しい、人生への愛情がそこかしこに表れる。宇宙に出た主人公が、置いて来たものを新たな形で取り戻す物語である。あとは、まだ邦訳がないが、続刊である"The Ghost Brigades" [ Check! ]もかなり面白かった。機会あればこちらもご一読あれ。そういえばポスター展現在開催中です。ウェブに上がれるまで間があいてしまいました。 Tweet Share △
*********************************************というわけで、今回はソロモン72柱のデーモンから、偉大なるイルージョニスト・オセです。自分に自分を捧げて賢者になった、オーディンが元というだけあって一筋縄ではいかない魔神です。ちなみにオセが乗ってくるロバはようするに、オセがロバに変えて罰している人間なわけです。結構怖い。でも豹なので、無条件で無問題。先日の展示で、コメントをくださった方はありがとうございました。実は展示したものは展示にあわせて微妙に調整しなおしてあったのですが、どこが違っていたのか考えてみるのも一興かと思います。ほんとにちょっとした違いなのですけどね。またポスター展の皆様、ありがとうございました。もう少ししたらお知らせできそうなことがありますので、ちょっと待っていてくださいね。