[169] 鬼来迎図 Mori@管理人 2004/02/29 (Sun) 17:18 乾闥婆。香を求めて天を舞う鬼。 格は高いが、やはり鬼である。 香りとともにしばしば魂をも喰らう。 というより、香とは魂に属するものであるということか?本来はガンダルヴァと呼ばれている。サンスクリット語で「香りを喰う」「香りを尋む」の意味で、仏教に取り入れられ仏法を保護する八部衆に加わる。帝釈天と同様、インド神話から取り入れられた存在である。ある女が夫が自分を捨てて後妻を迎えたことを妬み、貴船の明神に祈り、請願叶って鬼に成り果てるという話がある。その際になった鬼とも思われる。**********************ガンダルヴァというのは本来は精霊っていうんですかね。鬼神といわれるくらいなんでいいことばっかりはしないんですが、おおむね好意的な存在。のはず。多分。でもまあ、仏教に取り入れられた段階でけっこう貶められたりもしているというか、ほら、始めからえらかったんじゃないんだよ、仏教に帰依したから守護神になったんだよ、という部分を作り出されているわけで。ガンダルヴァ自体はあんまりそれを気にしなかったようですね(笑)キリスト教もヒンドゥー教もイスラム教も、その辺は似たようなものです。 インドでダスユ(悪鬼)といわれている存在も、先住民族をアーリア系が攻め落とした際に先住民族はそう呼ばれるようになっていって、それが民間伝承でごっちゃになっていったという一面があるので(カースト制の導入も、様は「征服者からみてこのシステムを使うのが使いやすかった」から続いたわけで。スードラなどカーストが低い=征服された先住民と見ることが出来る。完全にイコールそうというわけではないですけどね)ややっこしい。 鬼に食われることは或いは鬼啖、或いは神怪といって、意外と同じ列に並べられて言われるのは、「鬼に食われた」というしか伝え様の無い、口にする事の叶わない事実をそういってふたをしていたわけで、鬼と呼ばれるものが総て「鬼」とは限らない。鬼に興味を持ったのは、随分前に(5歳くらい?)「地獄」絵本をもらったからだったりしますが。というか、幼い子供に見せるもんじゃないです、あれは。(初めて見た日の夜はうなされましたとも、ええ。思いっきり泣きましたとも!)が、しばらくたつとなんで鬼って六道にはずれるの?というか、六道ってなによ?と学校の先生に質問して頭をこんぐらがらせたり。話は変わりますが、絵本なら「三びきのやぎのがらがらどん」とか「はらぺこあおむし」と「てぶくろをかいに」がおすすめ。外国のものですが、Stellalunaというコウモリが主人公の一冊もとても美しいしおもしろいです。 Tweet Share △
[167] アネモネ Mori@管理人 2004/02/21 (Sat) 01:16 空へ 空へ 空漠なるものへ 見開く目蓋はアネモネ どれほど引き裂かれようとも この眼に焼き付けておく、と 首をもたげ 引かず眼には涙が満ちるが道理なれば それを虚ろにすることは出来ない*********************濃い紫がかった中心、深みを感じる赤とかすかな白が切ない花弁。赤のアネモネの花言葉は、「儚い恋」。 まあ、見ているとなんとなく解らないでもない、威厳も十分な、が、悲しみのほうが濃いような、赤い花。見飽きないほど好きなんですが。あと「希望」というのもアネモネの花言葉のようですね。Sea Anemoneというとイソギンチャクの事だと思います、たしか。これはこれで、きれいです。********************* イラストギャラリーに頂き物を2点(うち一点は季節物)を展示しました。季節物に関しては、展示が遅れたものもあり3月始めまで多少ですが延長展示します。ありがとうございました。あと、昨年関わらせていただいた窪衣凛氏の「FLY」が増刷されたそうです(その際に帯や細かい所が改定された模様)。氏にとっては小説処女作にあたる作品ですので、今後も順調に版を重ねてくれれば良いと願いつつ、新たに生まれてくる作品も楽しみにしています。最近はまっているもの。スムージーです。ミキサーに牛乳と果物をかけるだけなので簡単に作れますし、食欲が無くても一気に飲めるところがいいです。バナナ、苺、林檎を入れるのが今の時期なら合うと思いますね。庭にアロエがあるなら果肉をいれて薬効を持たせるのもいいかも知れない・・・ですが、苦くなるでしょうねえ、さすがに。 Tweet Share △
格は高いが、やはり鬼である。
香りとともにしばしば魂をも喰らう。
というより、香とは魂に属するものであるということか?本来はガンダルヴァと呼ばれている。サンスクリット語で「香りを喰う」「香りを尋む」の意味で、仏教に取り入れられ仏法を保護する八部衆に加わる。帝釈天と同様、インド神話から取り入れられた存在である。ある女が夫が自分を捨てて後妻を迎えたことを妬み、貴船の明神に祈り、請願叶って鬼に成り果てるという話がある。その際になった鬼とも思われる。**********************ガンダルヴァというのは本来は精霊っていうんですかね。鬼神といわれるくらいなんでいいことばっかりはしないんですが、おおむね好意的な存在。のはず。多分。でもまあ、仏教に取り入れられた段階でけっこう貶められたりもしているというか、ほら、始めからえらかったんじゃないんだよ、仏教に帰依したから守護神になったんだよ、という部分を作り出されているわけで。ガンダルヴァ自体はあんまりそれを気にしなかったようですね(笑)キリスト教もヒンドゥー教もイスラム教も、その辺は似たようなものです。
インドでダスユ(悪鬼)といわれている存在も、先住民族をアーリア系が攻め落とした際に先住民族はそう呼ばれるようになっていって、それが民間伝承でごっちゃになっていったという一面があるので(カースト制の導入も、様は「征服者からみてこのシステムを使うのが使いやすかった」から続いたわけで。スードラなどカーストが低い=征服された先住民と見ることが出来る。完全にイコールそうというわけではないですけどね)ややっこしい。
鬼に食われることは或いは鬼啖、或いは神怪といって、意外と同じ列に並べられて言われるのは、「鬼に食われた」というしか伝え様の無い、口にする事の叶わない事実をそういってふたをしていたわけで、鬼と呼ばれるものが総て「鬼」とは限らない。鬼に興味を持ったのは、随分前に(5歳くらい?)「地獄」絵本をもらったからだったりしますが。というか、幼い子供に見せるもんじゃないです、あれは。(初めて見た日の夜はうなされましたとも、ええ。思いっきり泣きましたとも!)が、しばらくたつとなんで鬼って六道にはずれるの?というか、六道ってなによ?と学校の先生に質問して頭をこんぐらがらせたり。話は変わりますが、絵本なら「三びきのやぎのがらがらどん」とか「はらぺこあおむし」と「てぶくろをかいに」がおすすめ。外国のものですが、Stellalunaというコウモリが主人公の一冊もとても美しいしおもしろいです。